この章では『快速よむべえ』のもっとも基本的な使い方を説明します。
『快速よむべえ』の開始と終了は、 PC 本体前面にある電源ボタンを使います。 電源ボタンを押すと約30秒ほどしてから音楽が流れます。 電源を切るには、もう一度電源ボタンを押してください。
『快速よむべえ』のカメラには印刷物を照らす照明があります。 照明は、開いたカメラの腕の先にタッチ式のボタンがあり、これを押すと点灯します。 (常に消灯した状態で起動し、ボタンを押すたびに明るさが3段階に変化、4段階目で消えます) 点灯すると読み取り結果が変わることがあるので、試してみるとよいかもしれません。 なお、光沢のある印刷物は、照明をつけないと認識精度が上がることもあります。
内蔵スピーカーの音量を調節するには、バックスペース(BS)キー と マイナス(-)キー を使います。 バックスペース(BS)キー を押しながら マイナス(-)キー を押すと音量が上がり、 バックスペース(BS)キー と 取り消し(Tab)キー を同時に押しながらさらに マイナス(-)キー を押すと音量が下がります。 また、本体背面のオーディオ出力端子には、 イヤホン・ヘッドホン等を接続することもできます。
快速よむべえ (以下「本機」と略します) で印刷物を読むには、 まずカメラの下の原稿ガイドに印刷物を置きます。 このとき、読みたい面が上向きになるように置いてください。 読み取り範囲は A4 サイズになります。A4用紙を置く場合、 長い辺がカメラの足元へ向くように置きます。
原稿の端を原稿ガイドの隅に合わせるように置きます。
カメラの足元にあいている小さい丸穴を目安にします。 A4の印刷物なら、印刷物の中心と丸穴が揃うように置きます。 このとき、紙が本機に乗り上げないように注意してください。 原稿ガイドを使用する場合は原稿ガイドの隅に合わせます。
このように、本機ではキーを押したあとに必ずその操作の説明をします。 キーを押したために異常な動作をすることはありませんので、 遠慮なくいろいろなキーを押して位置を確認してみてください。
本機は、読み取った印刷物の内容をどんどん読み上げていきます。 ページの最後に到達すると、読み上げは自動的に停止します。
停止・再開(5)キーを中心として、上下左右の位置に 十字キーが配置されています。 本機では、読み上げ位置の移動はすべてこの 4つのキーでおこないます。
印刷物の場合、左右のキーは文節単位の移動になり、 上下のキーは文単位の移動になります。
これらのキーは本機の他の操作でも使いますので、 「少し進むときは右、少し戻るときは左、ある程度大きく戻るときは上、 ある程度大きく進むときは下」というように覚えてください。 上キーと下キーはメニュー項目の移動にも使います。
マイナス(-)キーを使うと、 読み上げ音声の速さを変えることができます。
なお、本機の標準では「速さ3」になっています。
現在の本機の状態を知るにはプラス(+)キーを使います。
本機の操作パネルの左上には取り消し(Tab)キーがあります。 このキーは本機の操作を取り消すのによく使いますので、 覚えておくとよいでしょう。