この章では『よむべえ』のもっとも基本的な使い方を説明します。
キーの名称 については、「付録A.キーの名称」を参照してください。
『よむべえ』を使う前に、まず 『よむべえ操作パネル』を引き出します。つぎに、付属の『かんたんプレート』を操作パネルの上にかぶせてください。
『よむべえ』では、基本的な操作はすべて『かんたんプレート』上にあるキーでおこなえるようになっています。そのため、はじめてお使いになる方は、まず操作パネル上に『かんたんプレート』をつけた状態で操作することをおすすめします。
『よむべえ』の開始と終了は、本体前面にある電源ボタンを使います。電源ボタンを押すと1分ほどしてから音楽が流れます。 『よむべえ』の電源が入っているときは、本体の側面と背面から送風機(冷却ファン)の音が聞こえています。電源を切るには、もう一度電源ボタンを押してください。
よむべえにはスピーカーが内蔵されています。 よむべえの音量を調節する場合は、本体前面にある 音量調節ツマミを使います。 また、本体前面にあるイヤホン端子には イヤホン・ヘッドホン等を接続することができます。
よむべえで印刷物を読むには、まずイメージスキャナのフタを持ち上げて、ガラス面の上に印刷物を置きます。このとき、読みたい面が下向きになるように置いてください。その後、イメージスキャナのフタを閉じます。
よむべえは、読み取った印刷物の内容をどんどん読み上げていきます。ページの最後に到達すると、読み上げは自動的に停止します。
真ん中の四角い穴を中心として、上下左右の位置に 十字キーが配置されています。よむべえでは、読み上げ位置の移動はすべてこの 4つのキーでおこないます。
これらのキーはよむべえの他の操作でも使いますので、「少し進むときは右、少し戻るときは左、ある程度大きく戻るときは上、ある程度大きく進むときは下」というように覚えてください。
速さキーを使うと、読み上げ音声の速さを変えることができます。
なお、 よむべえの標準では「速さ3」になっています。
現在のよむべえの状態を知るには情報キーを使います。
一番下にCDトレイがあります。CDトレイの中央付近に取り出しボタンがあり、これを押すとCDトレイがカシャッという音とともに少し飛び出してきます。
CDを聴くには、まずこの取り出しボタンを押し、CDトレイを引き出します。つぎにCDの読み取り面を下にして、CDトレイの中央にある円盤型の回転軸にCDの穴をはめ込みます。この後、CDトレイを手で押しこんで、カチッと聞こえたらCDのセットが完了です。よむべえが自動的にCDの再生を開始します。
CDの再生をやめるには、上記と同様に取り出しボタンを押してCDトレイを開け、CDを取りはずしてください。
よむべえの操作パネルの左上には取り消しキーがあります。このキーはよむべえの操作を取り消すのによく使いますので、覚えておくとよいでしょう。