この章では、CDやUSBメモリの内容をよむべえで聴くための方法を説明します。
よむべえには4種類の動作モードがあります。 それぞれ、 「音声読書機モード」 「拡大読書機モード」 「CDモード」および 「USBモード」です。 よむべえでは、必要に応じてこれらのモードを切り換えて使用します。 通常、電源投入時は「音声読書機モード」になっています。 イメージスキャナで読み取った印刷物を読み上げる場合は、 「音声読書機モード」または「拡大読書機モード」を使います。 いっぽう、CDやUSBメモリなどに格納された電子データを読む場合は、 「CDモード」または「USBモード」を使います。 (以下、この章ではこれら2つのモードを まとめて「CD・USBモード」と呼びます。)
よむべえは、電源投入時には「音声読書機モード」または「拡大読書機モード」のどちらかになっています。CDやUSBメモリの内容をよむべえで聴く場合は、まずよむべえを「CDモード」または「USBモード」に切り換える必要があります。
CD・USBモードでは、よむべえは挿入された CD または USBメモリの種類を自動的に判別します。
現在、よむべえが対応しているCD またはUSBメモリの種類は以下のとおりです。
CD・USBモードでは、挿入した CD または USBメモリの内容によって操作方法が若干変わりますが、基本的な流れはおおむね次のようになっています。
デイジー図書とは、 点字図書館などで貸し出されているCD形式の録音図書です。
デイジー図書がよむべえに挿入されると、 よむべえはまず「デイジー図書です」とアナウンスします。 複数のデイジー図書が入っているCDの場合、ここで聴きたい図書を選択します。 デイジー図書が1つしか入っていないCDあるいはUSBメモリの場合、 よむべえは自動的に図書の再生を開始します。
デイジー図書の再生中は、以下のキーで再生している箇所を移動することができます。
デイジー図書の再生をやめるには、よむべえ前面の 取り出しボタンを押してCDを取り出します。複数の図書が入っているデイジーCDの場合は、 情報キーを使うと別の図書を再生することができます。
音楽CDがよむべえに挿入されると、よむべえは「音楽CDです」とアナウンスします。この後、自動的に再生が始まります。
音楽CDの再生中は、以下のキーで再生している箇所を移動することができます。
音楽CDの再生をやめるには、よむべえ前面の 取り出しボタンを押してCDを取り出します。
よむべえのCDモードまたはUSBモードは、音楽やデイジー図書といったCDのほかに、 CDやUSBメモリに入っているパソコン用のデータも再生することができます。 パソコンのデータにはさまざまな形式がありますが、 よむべえはCDやUSBメモリに入っている内容を認識し、そのデータに合った 再生方法を自動的に選択しますので、どんなデータでも ほぼ同じ操作で再生することができます。現在、 よむべえでサポートされているパソコンのファイル形式については、 付録E. よむべえでサポートするファイル形式一覧 を参照してください。
パソコン用のデータが入ったCDがよむべえに挿入されると、 よむべえは「データCDです」とアナウンスします。 この後、CDに格納されているファイルの中から、 再生するファイルを選択します。
ファイルの再生中は、以下のキーで読み上げ箇所を移動することができます。
ファイルの再生をやめるには、よむべえ前面の 取り出しボタンを押してCDを取り出すか、 情報キーを長押ししてファイルの選択状態に戻ります。