厚い本を読む時には、読みたいページがなるべくスキャナのガラス面にぴったりとセットされるよう、心を込めて本を抑えてください。
スキャナのフタで本の背中を押さえても構いませんが、スキャナを開けっ放しにして手で直接本を抑えた方が、印刷面とガラス面との接触の度合いを実感しながら作業を進めることができます。
また、見開きでセットできるサイズの本でも、開き具合のあまりよくない本の場合には、片面だけをスキャナのガラス面にあてがうといったような工夫も良いでしょう。
さて、本製品では、いったん認識して得られたテキストは、利用者が意図的に削除するまで、ずーっとパソコン内部に保存されています。
スキャンして読み上げていく内容は、次のページとして前の内容の後ろに追加されていく形になります。
ですので、本のページを順序よくめくりながら「スキャンリード」を繰り返していけば、本1札分の内容をパソコン内部に蓄積することもできます。
このような目的の時には、「スキャン認識」というコマンドが便利です。
フルキーのアットマークを2回続けて押すと、スキャンと認識を行い、読み上げは行いません。