ここでは、「よみ姫」と「ヨメール」共通のキー操作の仕組みを説明します。
キー操作には、以下の4種類があります。
1度押し方式
カーソルキーや読み上げを止めるためのテンキー5及びフルキーI(アイ)など、1回押すだけで動作するキーです。
2度押し方式
多くの操作は、この方式です。 2回続けて押すと、はじめて実行されます。
トグル式
キーを押す度に、その設定状態が変わります。
トグル・プラス・エンター方式
トグル式で実行したい操作を選び、エンターキーで実行します。
キーを一度押しただけで操作が実行されますので、この種のキー操作は覚えて使って頂くものです。
「ヨメール」では、この種のキー操作は非常に少なく、ほとんどは次に説明する2度押し方式になっています。
「ヨメール」の多くのキー操作は、この方式です。
1度押すと、そのキーで行う機能の名称を発声します。
さらにしばらく待っていると、詳しく、その機能を説明します。
説明を聞いてできる内容がわかったところで、同じキーを2回押すと、その機能を実行します。
なお、1度押してから説明が出てくる前にもう一度そのキーを押すと、それが2回目とみなされて、機能が実行されます。
1度押して機能の説明を聞いていると、時間が経過しますので、その時にはもう一度押しても、「ヨメール」は1回目だと判断して、その機能を実行しません。
説明を長く聞いた後に実行したい時には、そのキーを「ポンポン」と2回続けて押してください。
また、単に説明の音声を止めたい時には、コントロールキーを押してください。
同じキーを繰り返し押すごとに、その設定が変化していく方式を「トグル式」と呼びます。
読み上げ速度を変えるF2キー、男性キャラクタや女性キャラクタを切り替えるフルキー1やフルキー2がその代表的な例です。
また、用紙方向を設定するF8キーも、選択肢は「縦置き」か「横置き」の二つしかありませんが、トグル式の一つです。
「ヨメール」のトグル式は、1度目に押した時には、現在の設定値を発声し、設定は変更しません。
さらに、しばらく待っていると、2度押し方式の時と同じように、そのキーでどの設定値が変えられるのかを説明します。
実際に設定を変更したい場合には、1回押した後、あまり時間がたたないうちに2度目を押してください。
同じキーを繰り返し押すごとに、操作の内容が発声され、実行したい操作が発声されたところでエンターキーを押して実行します。
読み上げモードでは、検索(F3)にこの方式が採用されています。
編集モードでは、「検索」、「置換」、「削除」、「ブロック指定」等、比較的多くこの方式が使われています。
この方式においても、一度押した後しばらく待っていると、2度押し方式の時と同じように、そのキーの役割を説明します。
なお、これらのキー操作方式とヘルプ・メッセージとの組み合わせについて、アメディアから特許公開しています。