おしゃべりレコーダーは、ポケットにすっぽり収まる名刺サイズの音声ガイド付きのMP3プレーヤー兼ボイスレコーダーです。
デイジー対応モデルでは、デイジーコンテンツの再生もできます。
このページでは、デイジープレーヤーとしての使い方を説明します。
おしゃべりレコーダーでデイジーコンテンツを聞くためには、パソコン等からデイジーコンテンツをセットされたSDカードの中にコピーします。
デイジーコンテンツは、一つのフォルダの中に構築されるたくさんのファイル群によって形作られています。
この、一つのデイジーコンテンツフォルダを、フォルダごとおしゃべりレコーダーにコピーします。
手はずとしては、おしゃべりレコーダーにSDカードをセットして、そのおしゃべりレコーダーをパソコンに接続して、そのルートフォルダにデイジーコンテンツフォルダをコピーします。
プレクストーク・ポータブルレコーダーで録音したCDには、1番最初のタイトルには
という名前が付けられています。
また、2番目に作成されたコンテンツは
というフォルダ名になっています。
そして、それ以後も、順次
というように、フォルダ名事態が連番になっています。
ということは、別のCDには同じフォルダ名の別コンテンツが保存されていることになります。
ですから、プレクストーク・ポータブルレコーダーで作成したデイジーコンテンツをおしゃべりレコーダーにコピーする際には、同じフォルダ名で上書きしないように気を配る必要があります。
できれば、プレクストーク・ポータブルレコーダーで作成したデイジーコンテンツをおしゃべりレコーダーにコピーしたあと、そのデイジーコンテンツのフォルダ名をわかりやすい名称にリネームしておくことをお勧めします。
ちなみに、 音声ガイド付きファイラー「ファイルどこ」 でフォルダコピーを行なうと、フォルダ名が重複するときには、以前のフォルダを自動的にリネームして上書きされないように自動調整しますので、上書きで失敗する恐れはありません。
おしゃべりレコーダーは、附属のUSBケーブルでパソコンと接続します。
パソコン側が Windows XPの場合には、USBケーブルで接続するだけで外部のドライブとして認識されます。
デイジーコンテンツのコピーは、 Explorer などのWindows の一般的な操作で行なうことができます。
しかしながら、視覚障害者の場合には、音声で操作し易いソフトウェアや環境がいくつかありますので、 おしゃべりレコーダー~関連機器・ソフトでの操作方法紹介 で便利なものを紹介していきます。
再生ボタンを押すと、現在対象としているデイジーコンテンツを再生します。
再生中に再生ボタンを押すと、再生芽停止します。
再び再生ボタンを押すと、続きから再生します。
右ボタンで進み、左ボタンで戻ります。
その「進む」と「戻る」の移動単位を、録音ボタンとモードボタンで切り替えることができます。
例えば、録音ボタンを押して、「見出しレベル1」と発声したとします。
このときは、見出し1の単位で移動することを意味します。
モードボタンを押して「フレーズ」と発声したときは、右ボタンと左ボタンの移動単位がフレーズ単位になったことを意味します。
同様に、
などの移動単位があります。
移動単位は、現在再生の対象としているデイジーコンテンツの中で用いられているものに限られますので、録音ボタンとモードボタンで現れてくる選択肢は、デイジーコンテンツによって異なるということになります。
時間移動のときは、右ボタンを押すと5分先へ、左ボタンを押すと5分前へ戻る形となります。
このときは、右ボタンを押すと最後に、左ボタンを押すと先頭に移動します。
15操作前まで、以前聞いていた個所に移動することができます。
おしゃべりレコーダーにセットされたSDカードの中に複数のデイジーコンテンツがあるとき、録音ボタンとモードボタンの上下移動で「タイトル一覧」を選択し、左右のボタンでタイトルを切り替えることができます。
録音ボタンを2秒ほど長押しすると、その位置にしおりが設定されます。
おしゃべりレコーダーでは、しおりには自動的に番号が振られます。
また、一つのコンテンツに最大120個までのしおりを保存することができます。
再生を停止している状態で、モードボタンを押しながら再生ボタンを押すと、その位置のしおりを削除します。
また、たくさんつけたしおりを一気に削除する方法もあります。
モードボタン、再生ボタン、右ボタン、左ボタンの4つのボタンを同時に押し下げた状態を作ります。
つまり、モードボタンを押して、それを離さずに再生ボタンを押して、それを離さずに右ボタンを押して、それを離さずに左ボタンを押して、その状態をしばらく保ちます。
この操作により、現在再生の対象としているデイジーコンテンツのしおりすべてが削除されます。
この操作が成功すると、「全てのしおりが削除されました」と発声されます。
おしゃべりレコーダーでは、寝ながらデイジーコンテンツを聞いているとき、眠りについた後自動的に再生芽停まるように、スリープタイマーを設定することができます。
モードボタンを何回か押していくと、
という2つの項目が現れてきます。
「スリープタイマーの時間設定」のところでは、右ボタンで5分単位でスリープタイマーの時間を延長して行きます。
また、左ボタンで、5分単位でスリープタイマーの時間を短くして行きます。
ここで、スリープタイマーの時間を設定した後、録音ボタンを一度押して「スリープタイマーを設定」と発声するところに戻り、右ボタンで設定、左ボタンで設定の解除となります。
スリープタイマーを設定しておくと、設定した時間になると、デイジーの再生芽自動的に停まり、おしゃべりレコーダーはスリープ状態に入ります。
モードボタンを長押しすると、デイジーモードであること、先頭からの再生時間そして充電状態を発声します。